単語だけならまだしもリスニングなんてもってのほか。
何言ってるのかわからない。
何言ってるのかわからない。
協力隊の派遣前訓練では、英語を勉強した。
だからといって、今までずっと苦手だった英語が一気に伸びるわけではない。
訓練中は最底辺のクラスでゆっくり学び、言い回しは少し覚えることができた。
でも、文にして声に出すとなったら話は別。
主語を置いて動詞を置いて。
ん?動詞は現在経験?過去形?
過去形の形は?
そもそも単語を知らん。
過去形の形は?
そもそも単語を知らん。
声に出す前に頭で一生懸命考えて、わからない言葉を調べて。
やっと完成した文を恐る恐る声に出す。
これが限界。
これが限界。
会話なんてもっと遠い。
英語を聞くなんてとても無理。
すぐに知らない単語でてきてわからなくなるし。
そもそも英語は発音が早い。
チンプンカンプン。
チンプンカンプン。
そんな英語素人が1人で外国に住む。
正直なところ、不安しかない。
とは言え、もう乗ってしまったレールの上。
こんな状況ではあるが、いざ外国へ。
僕が派遣された国は南アジアにある小さな国「ブータン」。
実際行ってみてわかった。
買い物なんかは値段を聞いて払うだけ。
買い物なんかは値段を聞いて払うだけ。
簡単な英単語と数字が数えられれば、買い物はできる。
つまり生きていくのに最低限必要な食べ物などは手に入る。
仕事だって、案外できるもんだ。
僕の仕事は子供を相手にスポーツを教える仕事。
体の使い方などは、やってみせたりジェスチャーで伝わってしまう‼︎
案外生きていけるもんなんだな。
俺ってすごいじゃん!
と思ったのも束の間!
やはり世界は、そんなに甘くはなかった・・・。
つづく
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