度々触れさせていただいていたのですが、実は5日間ほどネパールへ行っていました。ネパールで開催されていた柔道大会に出場するためです。
今回の大会は子どものための大会です。15歳未満のカテゴリーと18歳未満のカテゴリーと21歳未満のカテゴリーがありました。
結果を先にお伝えしますと、
🥇金メダル 2個
🥈銀メダル 2個
🥉銅メダル 4個
🏆最優秀選手賞 21歳未満男子
🏆21歳未満 総合準優勝
今回はほとんどの選手にとって、初めての国外での大会でした。
大会初日、15歳未満の体重別個人戦でした。はっきり言って、ボロボロでした。ほとんどの選手が初戦敗退です。今回出場したのは12歳や13歳の子たちでした。最近少しずつ成長してきています。もうちょっとできると思っていたのですが、なかなかうまくはいきませんでした。
正直言うとまだ若くこれからのメンバーですので、勝ち上がるのは簡単ではないとは思っていました。ただ悪くはないので、現時点での力量を見るつもりで連れて行きました。ですがこうも勝てないとは。かなりショックではありました。
そして迎えた2日目、こちらはもう少し上の年齢の選手たちです。
こちらに関しても21歳未満のカテゴリーにエントリーした選手はほぼ全員18歳で、カテゴリー内では若い選手です。でもこの子たちは僕がずっと一緒に頑張ってきた選手たちで、大いに期待をしていました。
その結果、1人を除いた全員がメダルを獲得し、勝つべきところでははっきりと実力を見せつけてくれました。僕としてはもう2人ほど上のメダルの色を獲得できたと思っていますが、彼らにとって初めての国外大会でこれなら上出来でしょう。
そして21歳未満のカテゴリーでは、メダルの数による総合得点で準優勝のトロフィーをいただきました。男子一名は当大会のジュニア男子の最優秀選手にまで選んでいただきました。
僕がブータンに来てからずっと育ててきた選手たちです。自信はありました。
でもやはり彼らが試合で勝ちきって表彰台に上がる姿を見ていたら、強くグッとくるものがありました。ブータンチームが準優勝とのアナウンスがあった時は、うるっと来ました。
これ、僕にとってブータンの柔道コーチとして参加する最後の国際大会だったんですよね。子どもたちには言っていませんが。
そんな大会で、目に見える結果を出してくれました。みんなで表彰されました。
こんな理想的な集大成ってあります?そりゃ涙も出ますよ。
今大会は特に、若いコーチたち3名にマネジメントを任せました。彼らの功績です。彼らが大きく成長したし、コーチとしてもすごく貴重な経験ができました。ありがたいことです。
なんだかいろんな思い出が溢れてきて、書き出したらとんでもない長文になってしまいそうです。でもまだ3月いっぱいはブータンで指導をさせていただきます。3月26日にはブータンで大きな柔道大会を開催します。
感傷に浸るにはまだ早いので、最後まで駆け抜けます!
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