ここ最近、ネパール遠征の予定があってネパールについて触れさせていただいています。
以前から度々ご紹介させていただいているように、ブータン柔道協会は活動資金の限られた組織です。ブータンが発展途上国の一つであり、ここでの活動にはいつも資金の問題があります。
今回のネパール遠征だってそうです。ネパールはブータンと同じ南アジアに位置している国で、ブータンにとって近隣国です。とはいえ、遠征するにはそれなりのお金がかかります。子どもたちを複数名連れて行くとなると、そこそこ結構のお金が必要になります。
そんなわけなので、飛行機でビューンと行くわけにはいかないんです。ではどんな方法になるのか。答えはバスです。
ブータンは、日本と違って内陸国です。海がありません。つまり他国とは陸続きになっているので、陸路での移動が可能なわけです。それもバスをチャーターすれば、飛行機よりも圧倒的に安く済みます。だから選択肢はないわけです。バス一択です。
さて、そうなると気になるのはお時間でしょうか。飛行機を使えば、ブータンの空港からネパールの首都カトマンズまで2時間ほどで到着します。近隣国ですから。一方バスを使うと、丸3日だそうです。しかもガタガタ道をひたすら進むらしいです。…え?正気?
実はネパールでの大会の1週間後に、ブータンで大きな柔道大会が計画されています。そこには他国からのお客様がいらっしゃって、何かと準備が必要なわけです。だから仕方ないんです。許してくれ、教え子たち。
僕たち日本人コーチ2名は、飛行機で移動します。
まあバスで行くのは選手だけでなく、若いコーチ3名もです。今回の大会に向けてのコーチングは、大部分を彼らに任せています。よっぽど大丈夫でしょう。
という理由ともう一つ。日本人にとっての陸路での移動は厳しいだろうという、上司の判断です。バスでの長時間移動に慣れているブータン人と違って、日本人にはきついという判断でしょう。いつも大切に扱っていただき、ありがとうございます。
そんな、ブータンからネパールへの移動の紹介でした。
丸三日、ガタガタ道でのバス移動ってゾッとしますよね。車酔いしやすい僕は尚更です。そんな話でした。
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