ブータンは「辺境の地にある鎖国国家」ってイメージがあると思います。確かに外国人は少ないのですが、ネパール人やインド人は結構いたりするんです。
特に建設現場で働いていらっしゃるのは、ほとんどがインドの方です。この国で工事といえばインド人のイメージがあります。
私たちの柔道場は2020年に完成して現在すでに使っているのですが、改築というか増築というか…で、インドの方々が作業をしていることが多いです。建物内をより良い環境にするために、改良を加えている感じでしょうか。
そんなわけで、今日もインドの方々が作業をしていました。今回は畳がずれないように固定する作業です。ありがたいです。
だけど突然畳が剥がされてしまっていたので、びっくりしまして。「しばらく使えないんだったら困るな〜、今日の練習どうしよう」などと思いながら尋ねてみました。すると…。
「………?」
僕はもう海外暮らし四年目になるので、なんだかんだで伝わる程度の英語は話せます。最近は大体一発で伝わります。だけどこの反応は…。英語わからないパターンだ。
それも彼らの会話を聞くと、ゾンカ(ブータンの現地語)でもない。僕は聞いたことのない言葉でした。
「まいったな…。」
そんなことを思っていたら、柔道協会の会長が柔道場を訪れました。
すると当たり前のように、英語でもゾンカでもない言葉を使って、指示を出し始めたんです!
なにそれなにそれ!かっこよすぎ!!
あとで聞いたら、ヒンディー語を使っていたそうです。今回作業をしている方々はインドの村出身の人たちで、ヒンディー語しか伝わらないんだとか。そりゃ僕はお手上げです。
ブータンに来てから英語を使うようになって、外国語の難しさは身に染みてわかっています。僕はなんとかそれっぽい英語を話せるようになったけど、まだまだのレベルです。
だからこそ、全く聞いたこともない言語を使ってスラスラと指示を出す会長が、かっこいいのなんのって!
いつも頼りになる会長は、言語も然りでした。
英語やスペイン語、フランス語などメジャーな言語を使いこなす人はもちろんかっこいいです。でもマイナーな聞いたこともない言語まで使いこなす人は、もっとかっこいい!そんなことを思った本日でした。
ちなみに今回のイラストに使わせてもらった緑色のキャラクター、みなさんご存知ですか?このキャラクターもヒンディー語に勝るとも劣らない、かなーりマイナーなものです。
正解は、ドラゴンクエストシリーズの『少年ヤンガスと不思議のダンジョン』に登場する『ポッタル族』というキャラクターです。ポッタルランドの住民で、主人公ヤンガスの手助けをしてくれます。
その種族の職人が、「トンテンカンカンほいカンカン」と言いながらアイテムを作ってくれるのが可愛いんですよね。職人さん繋がりということです。
ドラゴンクエストシリーズの中でもマイナーなゲーム。これにしか登場しないキャラクターですから、わかりませんよね〜
いわゆるファンアートというやつでしょうか。僕はドラゴンクエストシリーズが好きなのですが、その中でも最もハマったのがこの『ヤンガスと不思議のダンジョン』だった気がします。もう何年前でしょう。PlayStation2のゲームなので、知っている人はいないかもしれませんね。
僕はあんまりゲームをやるタイプではないので、子どもの頃にやっていたこのゲームの記憶が熱烈に残っています。
話が逸れすぎましたね。
そんな「マイナー言語を使いこなすのがかっこいい」って話と、「僕の好きだったゲーム」の紹介でした〜♪
コメント