



ブータンでは9月23日から外国人観光客の受け入れが再開されました。首都のティンプーでは、目に見えて外国人が増えました。
僕がよく行くカフェは、特に外国人人気のあるカフェです。いつ行っても必ず一人は、ブータン在住の外国人がいます。そんな印象です。店内はおしゃれだし落ち着いた雰囲気で、ブータンぽくないです。
そんなカフェなので、旅行者からしても定番の訪問先なのでしょうか。最近は特に、ガイドさんとドライバーさんを連れた欧米人の団体をよく見ます。明らかな外国人観光客です。
ブータンは観光業が盛んです。このコロナ禍によって苦しい思いをしてきたブータン人は多くいます。なので外国人観光客が多くなることは、すごくいいことです。
そんな最近のブータンで先日、「おや?」と思う経験をしました。
僕がカフェで作業をしていると、チラチラとこちらの様子を伺う方がいました。欧米人の男性でした。ガイドさんとドライバーさんを連れていたので、観光客です。
その方がトイレに立つ際に、僕に声をかけてきました。
欧米人男性「君は日本人?」
最近は僕、結構ブータン人だと思われるのですが。この日は日本語を使って書類を作っていたので、気付いたのでしょう。
僕「はい、日本人ですよ」
欧米人男性「はっはっは、それならいいんだ。僕は中国人が大嫌いだからね!」
………え?
別にその後何かあったわけではないです。
この方、わざわざ僕に声をかけて確認しましたが…
「もし僕が中国人だったら、何か言われてたの?何かされる可能性あった?」
なんだか少し怖くなりました。
今の世界情勢のこともあるので、中国のことをよく思わない人はいるのかもしれません。でも中国人だからって一括りにするのはどうなんだろう。きっと中国人にも素敵な方はたくさんいるのに…と思いながら。
今回そう言った彼の過去を僕は知りません。もしかしたら彼と中国の間に何か大きな出来事があったのかもしれません。彼の考えを否定することはできませんが。
今まで僕は外国で一度も感じることはなかったのですが。
人種?国?による扱い方の差、のようなものの存在を、今回少し感じました。
珍しくちょっと怖い意味で「ドキッ」とした出来事でした。
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