柔道のことです。
先日から、柔道ノートをはじめました。秘密道具。練習のサポートアイテムとでも言いましょうか。
具体的には、まず練習前に「本日の注目ポイント」を決めさせます。今日は何に気をつけて練習をするか。一つだけです。たくさん決めても意識が散漫になってしまうので。ひとつだけを意識して練習させます。
そのノートは練習中は僕が回収して、それぞれの「本日の注目ポイント」を把握します。そして僕もそのつもりで、それぞれに声をかけます。
練習後にはもう一度ノートを配り、何をやってみたのか、その結果どうだったのか、次回はどうするのかを考えさせます。
実際にこれをやってみた初日が昨日。課題を書き出したり、解決策を考えたりは既に以前もしていました。でも練習前と後で使ったのは昨日が初めてでした。
すごくいい練習をしていました。それぞれが自分がやろうとしていることを持っていて、「挑戦」しているのが見てわかりました。
失敗したら失敗したでいいんです。むしろうまくいかないのが当たり前なので、うまくいかなかったらなぜかを考えて、次の課題にします。もちろん僕が一緒に考えます。
一生懸命挑戦する彼ら見て、練習後に書いた彼らのノートを見て。すごく嬉しかったです。
僕は今までも、「自分の頭で考えて練習しろ」とは言ってきました。でもそれってやったことない子どもたちからすると、漠然としすぎていてよくわからなかったんだと思います。申し訳なかった。
今回「柔道ノート」をやってみて。「これだ」と思いました。
ただ声をかけるだけではなく、「自分の頭で考えながらの練習」ができる環境を作る。その状況にもっていくのが、自分の仕事なんだと気づきました。
「ノートを作りなさい、書きなさい」でもダメです。与えるだけでもダメ。考える時間を作って一緒に考える。彼らに書かせて、僕も書き込む。時間をとって一緒にやるんだから、三日坊主なんてさせません。
正直これはまだまだはじめたばかりで、今後も彼らがこの意識を続けていけるのかはわかりません。
でもひとまずは、すごくいい感じです。
このノート、僕もめっちゃ書き込むんです。練習後から次の練習までの時間は僕のターンなんでね(笑)下手したら教え子より書き込みます。
「挑戦していたのがわかった。めっちゃいいじゃん!〇〇をしてたのがすごく良かった。あれをやってみてどう感じた?俺もそう思うよ。よく気づいたね。じゃあ次は…」
交換ノートです。こんなんすると、また僕の熱が増しすぎて、空回りしてしまうかもしれないんですが。とりあえずはこの感じで進んでみます。
いまだに失敗ばかりで勉強の毎日。精進します!
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