今回は長めです。タイでのアジアカデ・ジュニア柔道大会の結果報告と僕の気持ちを綴らせていただきます。

もしよろしければ、読んでください。


ここからです


昨日、タイでのアジア大会を終えてブータンに戻ってきました。

というのも、実は教え子の大会は18日に終えて19日に帰国の予定を立てていたのですが

ビザの問題で僕だけ帰れなくなり、便を一つ遅らせることになったんですよね。教え子は空港で見送り、僕だけタイに残りました。


現在、週に数えるほどしか飛んでいないブータンへのフライトなので、4日後の722日、昨日にブータンに戻ってきたわけです。

ホテルにはwifiがなかったので、ブログの更新ができなかったんです。


そんなこんなでブータンにやっと帰ってきて、ご報告です。


結果としては、『初戦敗退』でした。

いい報告ができず申し訳ありません。


内容としては、タイの代表選手相手に「技あり」と呼ばれるポイント一つで負けました。結果だけを言うと「かなり惜しかった」とも言えます。


ですが僕自身の感想を言うのなら、非常に残念な結果です。なぜならば今回の大会は、最高と言っても過言ではない組み合わせになっていました。

韓国やカザフスタン、ウズベキスタン、モンゴル、インド、台湾など強豪国が出場する中で、タイ代表という勝負できる相手とあたりました。またタイの彼に勝ったら7位確定で、次はシードの中でも下位の第3シードであるインドの選手と当たる組み合わせでした。


実際試合が始まってみても、タイの選手はそこまでの実力はないように見えました。

ただ問題はうちの選手です。初めての国際大会ということで、かなり緊張していました。彼はもともと緊張するタイプであり、試合当日はガチガチになっていました。


今回のブータン代表選手は僕が相手をしていてかなり力も技術もあると感じていたので、代表として挑戦させました。本来の力を発揮できれば、決して勝てない相手ではありませんでした。むしろ勝っていた可能性が高いと思っています。

しかし緊張からカタくなってしまい、結局かけた技は全て遠過ぎて相手に効くことなく、試合が終えていきました。


まあこれは負け惜しみであり、試合での実力が全てです。練習での実力がどうであっても、『負けた』というのが事実です。わかっています。

ただ、7位に入れる可能性は十分にあった。そしてそれは彼にとってはもちろん、ブータン柔道にとって快挙となります。そうなれば、彼自身にとって大きな自信となるでしょう。その可能性が充分にあっただけに、なおさら僕の中では悔しさが強く残る大会となりました。


もちろん彼には言いません。

「初めての大会で、よく頑張った。またブータンに戻って強くなろう。」と彼には話しました。

僕の中だけで悔しさを噛み締めて、終えました。


本当は教え子の彼としては、「技ありポイント一つだけで耐えたなんてすごいじゃないか!よく戦い抜いたな!」と褒めて欲しかったと思います。わかっています。初めての国際大会なだけに、ポイント一つだけで耐えて4分間の試合時間を戦い抜いたことを、褒めてもらいたかったと思います。

わかっていながらも、どうしても僕の中では悔しさが強く。まだ若い彼にはこれで満足して欲しくない気持ちもあり。かけてほしいだろう言葉をかけませんでした。



僕はまだまだ未熟な指導者なので、今回の僕の対応が正しかったのかわかりません。

いつも迷っていて、教え子たちにとっての最善を選べているのかわかりません。

だけど軽率に道を選んでいるつもりはないので、これが彼らにとっての最善であると信じて、最善であったと言えるように、貫いていこうと思います。


最後に写真を。

ブータンを飛び立つ時

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いい天気でした。


大会の認証カード

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オフィシャルな感じがしてかっこいい。


試合前日の練習時

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体操中です。


試合当日のウォームアップ

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以前から知っていたネパールの選手に相手してもらいました。


以上です。


またブータンで、教え子たちと共に地道に頑張っていきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


次はいい報告ができるように精進していきますので、今後ともよろしくお願いします。

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