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試合前はどうしても温度差ができがちです。8月のカザフスタンでの国際大会の1ヶ月前。しっかり追い込むべき時間だと、コーチの僕は思う。いわば仕上げの期間。試合を意識した練習をしたい。それに減量の焦りもある。

一方で選手からしたら、1ヶ月先はまだまだ先のことなのかもしれない。確かに自分も選手の時は1週間くらい前になるまでは、ピリピリしなかったかも。なんてことも思いますが。それにしても


今朝、試合を1ヶ月前に控えた教え子からメッセージがありました。

びっくりマークや顔文字からテンションの高さが窺えることは、とりあえず置いておきましょう(笑)


彼は以前から腰の痛みを抱えていました。だから前回の練習は、リハビリも兼ねてかなり軽めのものにしました。

それでも今日、腰が痛くてトレーニングができないと言われてしまいました。

せめて減量のために軽く走るとかでもできないのかな。できる部位だけのトレーニングも厳しいのかな。と思ってしまう自分も居て


できるだけ彼にとってのベストな状態で当日を迎えられるように、早めにある程度体重を落とさせたい僕。と、まだ焦りを感じていないのか、いまいち気合の入っていない教え子。

なかなか思うように行きません。


もちろん無理をさせるつもりはありません。僕も現役時代は腰の痛みを抱えていたので、気持ちがわからないわけではないんです。


でも君、前回の練習後にバスケして遊んでたよね?と言いたくなったりしますし。


「そんな調子では試合に出るのは難しいんじゃない?出なくてもいいけど。やめる?」こんなことを言ってしまいました。


こんなことでむしゃくしゃしていては、外国ではやっていけないんですけどね。

落ち着かなければ。冷静に。そう言い聞かせます。


とりあえず今日のトレーニングは休むものの、夜の柔道の練習は軽めに相手を選んでやるとのことだったので、まあ様子を見ます。

そんな本日です。 


7月はタイで16歳の教え子のアジア大会があり、8月に今回の大人の教え子のアジア大会がカザフスタンであります。
正直いって、かなり期待しています。僕が2018年からずっとみている教え子たちです。近年は感染症の影響で、ほとんどの教え子は大会に参加できていませんでした。そんな彼らがやっと出られる国際大会です。やっと彼らの今の力を試すことができるんです!
彼らは確実に力をつけています。だから僕は、かなりの期待をしてしまいます。そのせいで僕だけ空回りしてしまいそうになります。こんな温度差ができていては、絶対にダメなんですけどね。
まだまだですね。あんまり表に出さないように心がけます。

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