月曜日の週はじめ。
今週から新たなイベントに向けた練習を始める予定で、僕としては結構準備をして迎えた月曜でした。
普段通り練習の30分前から道場で準備をしていました。
コーチとアシスタントコーチと一緒に。
ところが15分前になっても誰も来ない。
「おや?今日は何か学校でイベントでもあったのか?みんな遅いな。」
練習開始時間の17:00。
それでも一人も来ません。
「え。みんなして遅刻?そんなことある?」
結局それから30分待っても誰も来なかったので、結局その日は休みにして解散しました。
「これは…ボイコット!?」
思い当たる節は…
僕が最近、練習メニューをキツめにしたからだろうか。でもそれで心折れる子たちか?
ここ最近一人ひとりへの声かけが減ってたからかな…。それは僕自身が少し気にしていること。彼ら自身が気にしているのかはわからないけど。
そんなことを考えましたが…。
実際には、ほとんどの子が連絡を入れてくれていました。
テストがあったり宿題が多かったり、体が痛かったり体調が悪かったり。
「だけど全員が全員休みなんてある!?」
ブータンなら、なくはない話なんですよね。
というのも、ブータンの子たちは特に群れて行動するイメージがあります。病院や買い物に行くのも、基本的に誰かしらを連れて行きます。ひとりで行動する人はほとんどいないイメージです。
なので、いつも一緒に行くメンバーが休むから自分も休むと決めた子は、少なからずいると思います。
それも国民性です。
もう一つ。
以前ブータンの代表選手が休みがちになった時に、僕がいろいろ考えすぎて感情的になりかけていた時がありました。
そのときに、僕の上司に言われて反省したことがあります。
日本では考えられないような理由が沢山ある。「日本だったら…」これを持ち込んでも意味がない。
事情を知らずに勝手に感情的になっても、彼らには響かない。だから寄り添って話を聞いて彼らを理解して、その上で導く必要がある。
これを思い出しました。
練習に誰も来なかったのは、僕にとってはかなりショッキングなことでした。が、きっと彼らそれぞれにいろんな理由があるのでしょう。
本当に体調が悪かった子もいれば、気軽には人に言えない理由で休まざるを得なかった子もいるかもしれません。
それに、落ち着いて考えればわかります。理由もなく突然投げ出すような子たちではありません。
そう思い直して今日は帰ってきました。
また次の練習の時に、彼ら一人ひとりと話をしてみようと思います。
「体調はもういいのか」
「テストはうまくいったか」
「最近学校はどうか」
「変わったことはないか」
「無理してるようなことはないか」
あらためて関わり方を見直す機会になりました。
初心に戻って、またはじめます。
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