







教え子の1人とメッセージのやりとりをしていた時のことです。
その教え子は15歳。思春期真っ盛りの男の子です。
この子は僕の同僚であるブータン人柔道コーチの息子であり、実はなかなかの問題児。親に対してかなり強く当たることがある子です。このままいくと手をつけられなくなるんじゃないかということで、私立であるうちに編入させることにしました。
この子、普段は他県にいて、長期休暇の時だけこちらに来て柔道をしています。
この編入は柔道奨学生としての編入で、学費を免除する代わりに勉強と柔道に全力で取り組ませようというものです。
彼自身がこの編入を強く望んでいたこともあり、学力には問題はあるものの今回受け入れることにしました。
僕も柔道コーチとして、これからはさらにしっかり関わっていくことになります。
そこで彼に、
今回の編入は柔道奨学生としての編入であり、まずは柔道に真摯に取り組む義務がある。そのために日頃の身体作りが必要だから、生活リズムを整える必要がある。よく寝てよく食べる。柔道選手としての自覚を持たなければいけない。
そして忘れては行けないのは、勉強をおろそかにしてはいけないこと。やるべきことをきちんとやった上で、柔道をする。
これを肝に銘じて、これから一緒に頑張っていこう。
というメッセージを送りました。
するとこの子から、熱い返信と共に「先生、いつも気にかけてくれるあなたが好きです」の文字が。
あ、もちろんloveじゃなくlikeです。
いやね、僕ももうそこそこブータンでコーチをしているので、教え子から「好き」なんて言われることも結構ありますよ?
でもそれって、そうゆうことに抵抗のないちびっ子とかじゃないですか!
こんな思春期真っ盛りの、それもなかなかの問題児くんが、こんなに真っ直ぐな言葉をくれるなんて…。
なんだかすごく嬉しくて、1人で盛り上がってしまいました。
こんな真っ直ぐに気持ちを伝えられる子って、素敵ですよね。
彼らが柔道で上を目指す限り、僕は全身全霊でそれをサポートしなければいけない。
そう強く思い直した出来事でした。
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コメント
コメント一覧 (2)
すれていなくて素朴で素直で・・・
改めてこれは頑張ろうっていう気になりますね!
Utyle
が
しました