以前の記事でも軽く触れましたが、この国にはワンちゃんが溢れています。

 

でも、人を恐れている子が多いです。
だから全く知らない子が自分から近づいてくることは、かなり珍しいです。

この子は自然に近づいてきました。
撫でると座り込んで、僕が帰るまでずっと一緒にいてくれました。

そして帰りは、僕の家の前までついてきて送ってくれたんです！

これってすごいことなんです！

何がって、この国にはワンちゃんが溢れているので、ナワバリが決まっているのでしょう。

知らない子がナワバリに入ってくると、めちゃくちゃ吠えたり襲いかかって追い出そうとします。

それなのにこの子、自分の縄張りを出て僕の家まで送ってくれたんです。

時には唸りながら。まるでボディガードでした。 

そして着くと食べ物ねだるのかなと思ったら、階段は登らずに建物の前までくるだけでまた戻って行きました。

なんだかそれが、本当になんの見返りも求めずに送ってくれたように思えて。

寒くて散歩に出かけたのに、心は温かくなって家に戻りました。

その次の日の昼間、その子に出会った道に行ってみました。また会いたくて。

でもその子はいませんでした。昼間は別の場所にいるのかな？

わからないけど、あれからあの子には会えていません。

また夜中に散歩したら会えるかもしれないので、行ってみようと思います！

まあ、最近の夜はとんでもなく寒いので、外に出るのはなかなか気合が要りますが。

停電したら行ってみようと思います。

余談なのですが…

余談なのですが、ブータンは日本よりも乾燥していて寒さを強く感じます。

緯度で言うと日本よりも南ですが、標高の高さから冬場はとても冷え込みます。

だから余計に暖房器具が重宝されるわけです。
 

この国は途上国の一つなので、技術のレベルは高くありません。

エアコンがあるのはかなりお金持ちの家庭くらい。

日本では今時あまりみなくなってきた、ストーブが愛用されています。

この前友達と電話していて「ストーブ」と言ったら笑われてしまいました。

「田舎じゃないんだから」と。

ストーブはもう時代遅れになりつつあるんですね。時の流れは早いです。