東京オリンピック選手村の食事
前回に引き続き、オリンピック選手村について。
実際に選手村に宿泊していた僕が、舞台裏を紹介します!
実際に選手村に宿泊していた僕が、舞台裏を紹介します!
今回は選手村での「食事」についてです。

オリンピック選手村の食堂「カジュアルダイニング」と「メインダイニング」について。
それぞれの特徴や食事の内容、感染症対策、食べた感想について、順番に書いていきます。
カジュアルダイニング
カジュアルダイニングは日本のご当地メニューを提供する食堂です。
お好み焼きや素麺、かき揚げ、けんちん汁、おにぎりなどがありました。
日本の食文化や食卓の味などを世界に提供する目的で設置されているようです。
こちらは夜はやっていません。
21時まであいていました。
こちらは夜はやっていません。
21時まであいていました。
メニューは少なくスペースは小さいので、基本的にはメインダイニングで食事をします。
メインダイニング
メインダイニングはこちら。
選手村のほぼ中央にあります。
メインダイニングでの食事は、バイキングのような形になっていました。
建物内にたくさんのレストランが並んでいるわけではありません。
建物内にたくさんのレストランが並んでいるわけではありません。
メインダイニングは1階と2階に分かれており、
どちらもかなりの数の机と椅子が並んでいます。
どちらもかなりの数の机と椅子が並んでいます。
メニューはめちゃくちゃ豊富でした!
- パスタとピザのコーナー
- ワールドコーナー
- アジアコーナー
- 日本食コーナー
- 炒め物コーナー
- ベジタリアンコーナー
- グルテンフリーコーナー*1
- ハラールコーナー*2
- デザートコーナー
などなど。
なんと700種類の食事が提供されていたんだとか!
1日最大4万5千食を提供できる規模だそうです!
もちろん全て、無料で食べたいだけ食べられます!!
なんと700種類の食事が提供されていたんだとか!
1日最大4万5千食を提供できる規模だそうです!
もちろん全て、無料で食べたいだけ食べられます!!
*1 グルテン
グルテンとは、小麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種。グルテンフリーはグルテンを含む食品を摂取しない食生活のことです。グルテンが食べられない方への配慮で設置されています。

グルテンとは、小麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種。グルテンフリーはグルテンを含む食品を摂取しない食生活のことです。グルテンが食べられない方への配慮で設置されています。

*2 ハラール
ハラールとはイスラーム法において合法なもの。イスラム教の信者である「ムスリム」が食べられる食品のことです。
ハラールとはイスラーム法において合法なもの。イスラム教の信者である「ムスリム」が食べられる食品のことです。

ベジタリアン、グルテンフリー、ハラールなど、あらゆる食文化の方に対する配慮がありました。
他には果物やパン、シリアルやヨーグルトなど、あらゆる食べ物が並んでいました。
好きなところに食べ物を取りにいくスタイル。
それぞれのコーナーでスタッフの方が取り分けてくれます。
それぞれのコーナーでスタッフの方が取り分けてくれます。
日本食コーナーには、餃子や寿司、焼き餅、味噌汁、ラーメンなどがありました。
固定メニューもあれば、豚の生姜焼きなど日替わりのメニューもありました。
アジアやワールド、ベジタリアンコーナーなどにも日替わりメニューがあり、
飽きることはありませんでした!
飽きることはありませんでした!
そもそもこれだけの種類があるから日替わりがなくとも飽きないと思いますが。
デザートコーナーには、カステラやシフォンケーキ、ミルクレープ、ティラミス、ゼリーやヨーグルトなど。
日によっては果汁グミやチョコレートなども置いてあり、大人気でした。

真夜中にお腹が空いても、心配なし!
いつでも来られます!
スペースはかなり広いので、他の国の方とゆっくりお話しなんかもここでできます。
デザートコーナーには、カステラやシフォンケーキ、ミルクレープ、ティラミス、ゼリーやヨーグルトなど。
日によっては果汁グミやチョコレートなども置いてあり、大人気でした。

大量に手に持って部屋に持ち帰る人も。(自分もやってるんかい)
調味料コーナーもあり、日本の醤油や各種ドレッシングなどをはじめ、世界中の調味料があってとても良かったです。
ここにも常にスタッフがおり、いつでも補充できるようになっていました。
それぞれの調味料について尋ねたら、英語が達者なスタッフが丁寧に説明してくださいました。
そしてなんとこちらのメインダイニング、24時間営業でした!ここにも常にスタッフがおり、いつでも補充できるようになっていました。
それぞれの調味料について尋ねたら、英語が達者なスタッフが丁寧に説明してくださいました。
真夜中にお腹が空いても、心配なし!
いつでも来られます!
スペースはかなり広いので、他の国の方とゆっくりお話しなんかもここでできます。
感染症対策
全ての席がアクリル板で分けてあり、それぞれの机に椅子の数と同じだけの除菌シートが用意されています。

ダイニングの玄関には消毒液がありました。
入ってすぐの場所にビニール手袋と手洗い場が設置されていました。
なくなってもすぐに補充ができるよう、常にスタッフがいます。

トレーは綺麗なものを使い、使い終わったらそれぞれが残飯や食器を肩付ける。
かなりの配慮がされており、感染症対策ばっちりだと思います!
食事の感想
さて、食事の感想ですが。
どれも「美味しかった」です!
「まずい」というものはありませんでした!
こちらが実際のメインダイニングでの食事です。





(食べ過ぎです、自覚はあります)
(ドレッシングかけすぎですよね。ごまドレッシング、好きなんです)
(肉ばっか食べてます。バランスとか考えないとですよね)
「まずい」というものはありませんでした!
こちらが実際のメインダイニングでの食事です。





(食べ過ぎです、自覚はあります)
(ドレッシングかけすぎですよね。ごまドレッシング、好きなんです)
(肉ばっか食べてます。バランスとか考えないとですよね)
美味しいものばかりでした!
メニューは豊富で飽きることがないですし!
さらに、ハラールやベジタリアン、グルテンフリーなど、さまざまな文化や宗教に配慮されたメニューまであり、素晴らしかったと思います。
が、少し気になった点もありました。
メニューは豊富で飽きることがないですし!
さらに、ハラールやベジタリアン、グルテンフリーなど、さまざまな文化や宗教に配慮されたメニューまであり、素晴らしかったと思います。
が、少し気になった点もありました。
気になった点
一つ目は『寿司』についてです。
お寿司のコーナーがあり、かっぱ巻きやいなり寿司がありました。
衛生面を考えたら仕方ないのかもしれませんが、生の魚がなかったです。きゅうりや椎茸を使ったお寿司だけ。
日本食として世界に誇るのなら、マグロやサーモンなどお刺身を使った『The sushi』があったらよかったなと、思ってしまいました。

日本の寿司を知っているだけに、少し残念でした。
二つ目はラーメンについてです。
ラーメンはインスタント麺?のようなもので、上に刻みネギが少し乗っただけのシンプルな醤油ラーメン。
これも日本食として世界の選手に提供するのなら、もっと追求して欲しかったと思ってしまいました。
日本には美味しいラーメン屋が、本当にたくさんあるので。

ラーメンはインスタント麺?のようなもので、上に刻みネギが少し乗っただけのシンプルな醤油ラーメン。
これも日本食として世界の選手に提供するのなら、もっと追求して欲しかったと思ってしまいました。
日本には美味しいラーメン屋が、本当にたくさんあるので。

まあ、日本に来て日本食を楽しみたいという僕の願望ありきの感想ですが。
それともう一つ、肉類について。
どのコーナーにもたくさんのお肉があって、いろいろな味付けも楽しめてすごく良かったのですが。
どれも既に作ってあるものが並んでおり、それを取り分けてもらうスタイル。
つまり、どれも作ってから時間が経ったものです。
だから特に牛肉が、硬くなってしまっていました。
どのコーナーにもたくさんのお肉があって、いろいろな味付けも楽しめてすごく良かったのですが。
どれも既に作ってあるものが並んでおり、それを取り分けてもらうスタイル。
つまり、どれも作ってから時間が経ったものです。
だから特に牛肉が、硬くなってしまっていました。
高級な肉は望まないから、
せめて多少時間がかかってもいいから出来立てを食べたかった!
というのが本音です。
せめて多少時間がかかってもいいから出来立てを食べたかった!
というのが本音です。
まあ、いちいち作っていられないから仕方ないんですけどね。
贅沢言ってすみません。
贅沢言ってすみません。
まとめ
基本的にはどれも美味しかったですよ!
メニューは豊富で日替わりメニューもあり、毎回の食事を楽しめました。
見る限りどの国の方も、食事には満足しているようでした!
その中でも、日本食コーナーには常に列ができていました。餃子とカレーが特に人気!
僕の教え子も、毎食カレーを食べていました。
オリンピック選手村の食堂は、
毎日24時間、食べたい時に食べたいだけ料理を食べることができ、
感染症には最大限の配慮をした上で、
様々な種類の料理を楽しめる場所になっていました!!
メニューは豊富で日替わりメニューもあり、毎回の食事を楽しめました。
見る限りどの国の方も、食事には満足しているようでした!
その中でも、日本食コーナーには常に列ができていました。餃子とカレーが特に人気!
僕の教え子も、毎食カレーを食べていました。
オリンピック選手村の食堂は、
毎日24時間、食べたい時に食べたいだけ料理を食べることができ、
感染症には最大限の配慮をした上で、
様々な種類の料理を楽しめる場所になっていました!!
最後に
カジュアルダイニングやメインダイニングで食事をできるのはオリンピック関係者だけで、ボランティアスタッフや組織委員会の方はここでは食べられません。
また、スタッフの方は選手村の中で写真を撮ることは禁止されているようで、なかなか普通は見られない内容を提供できたかなと思っております。
このほかにも宿泊施設や感染症対策、洗濯事情についても、選手村に滞在した当事者として記事にしているので、よかったらご覧ください。
このほかにも宿泊施設や感染症対策、洗濯事情についても、選手村に滞在した当事者として記事にしているので、よかったらご覧ください。
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コメント
コメント一覧 (4)
メインダイニングが24時間営業だなんて知りませんでした。
感染対策も含めていろんな工夫、気配りがされているのですねぇ。
スタッフの方々に感謝ですね!
Utyle
が
しました
お寿司とラーメンは本当に残念です…特にラーメンはちょっと頑張ればすごーく美味しいのを提供出来そうなのに。無知な質問で申し訳ないですが、外出は禁止なんですか?(大人数で長時間観光はダメなのかなー?と思ってますが、個人でそれこそラーメン食べてくる、てのも厳しいのかな?)美味しかった!と思って帰って欲しい、と思ってしまいますね。
Utyle
が
しました